屋台…、なんとも魅惑的な響きですよね。
つい最近、「岡山市内で屋台ってどこがありますっけ?」と社内のスタッフが情報を集めていたんですけど、なくなりましたよねー。ワタクシが高校生の頃には、冬になると映画館の大看板の下とか、西川付近なんかにおでんとかのお店があったものです。さすがに高校生はそんなお店にはいけませんから「いつか大人になって、仕事帰りにクイっと」なんて憧れていたものです。なにが「クイっと」だよ!高校生の分際で!
でも、屋台への憧れは、高校生だけじゃありません。普段は縁がなさそうな女子。彼女たちも「屋台でラーメンとかって格好いいですねえ!」なんて思っているようです。
ということで、今回よくこのブログに登場する…、女王だったり、ギャルだったり、児島だったり、新登場の福井県出身・越前天然麺夫人だったりの、20代半ばの女性4人+ワタクシという、まあよく分からない5人衆で倉敷は新田にあるという屋台『シナカン』を目指したのです。
思えば今年の初め、ギャル麺さんと同行をしていた際に、「あれ、なに? まじありえないんだけど」と、彼女が発見したのが「ラーメン」と書かれた屋台。その後、進行中だった「ラーメン特集」でチェックして店名を確認(P14に掲載)。「近いうちに行こう」と約束をしておったのです。
その日、倉敷に向かったのは夜の21時近くのことでした。車2台に分かれて出発したんですが、ワタクシとギャル麺の車が早く着きすぎてしまい、駐車場で待つことしばし。いや、「屋台」って簡単に言いますけど、よく夜中に街中や港付近なんかを流している軽四屋台カーがあるじゃないですか? あれが、テントに突き刺さっているみたいな意匠なんですよ。ギャル麺も思わず「マジやばい」と。それは褒めているのか、けなしているのか?
▲これが突き刺さっているようにも、
生えているようにも見える店舗。
ちなみに、ここは『酒太郎』という酒屋さん?の敷地内なんですね。分かりにくいんでしょうか?電信柱にはイルミネーションが巻きつけてあったりで、しっかり自己を主張しています。横の席ではギャル麺さん。「屋台って、超〜楽しみなんだけど! でも、屋台ってことはドンブリがポリ容器だったりなんてこと、ありえなくなくなーい?」それはありえるのか、ありえないのかどっちだよ?
そのうち、児島麺やっこが運転する、スティッチみたいなクルマがようやく姿をあらわしました。でも、少し不安が。「ぱっと見お店は狭そうなんだけど、5人も入れるのだろうか?」しかしその心配は杞憂に終わりました。入ると案外広い。テーブルもいくつかあって、ちゃんと5人分の席を確保できました。
中に足を踏み入れるとすでに先客が。奥のテーブルで、やんちゃそうな地元のアンちゃんたちがすでにビールを片手に出来上がっている様子です。で、突然入ってきた20代半ばの女性軍団(+おっさんひとり)を見て会話があからさまに止まっています。それはまさしく、獲物をねらうような目線! 英訳するならばアイ・オブ・ザ・タイガー! サバイバーな若者たちね。
でも、彼らが凝視したのも分かります。考えてみれば本当によく分からない集団ですよね。みる人がみれば、「ソフトなオヤジ狩り」みたいな光景ですよ! あたしは拉致された宇宙人か?!
テーブルにつきました。職業柄か「うわー黒ラーメンっておいしそー」「カレーラーメンとかあるよー」なんてナイスリアクションを繰り広げる彼女たち。「いやー、屋台な感じがいいですね」とは女王麺のコメント。そのまんま過ぎ!
メニューの横には「タウン情報に掲載されました」なんて張り紙もあって「TJに載ったって!」「すごーい!TJ毎月買ってるよー!」「やっぱりTJのものよねー!」普通の読者の方は「TJ」なんて言いません。しかも連呼して。バレバレだよ!
結局、ワタクシはスタンダードなラーメンを。ほかのメンバーは黒ラーメンとかいろいろ頼んでいました。気になったのが「替え玉ラーメン」500円。普通のラーメンが550円なのに? 不思議に思ったので聞いてみると、「スープのないラーメンなんですよ」と。ああ、替え玉状態ってこと? タレが絡めてあるってこと? それはおいしいのか?
で、傍らでメニューを見ていた麺やっこが突然「ねえ、『ぎょふんスープ』って書いてあるんですけど、これってひょっとして…」とつぶやくと、麺夫人が「それはきっと『フン』違いですよ」とピシャリ。「魚粉」と「魚糞」ね。なんで魚の排泄物がスープに混じってんだよ!
そのうしろではやんちゃ君たちが盛り上がっています。「いや、やっぱり人類最強はヒョードルじゃって!」「この間、親方にコンカギリ言われたんよ」「さっき、生を注文したんじゃけどまだかなあ!」。その光景を見て、再び麺やっこさん。「彼ら、絶対に児島からきてるっすよ」「なんで分かるの?」「勘みたいなもんっす。同じニオイがするというか」。同郷の人たちを嗅ぎわけてんなあ。さすが児島人!仲間意識が強いぜ!
そのうち、やんちゃ君たちの会話を聞くのにも飽きたのでしょうか? 今度は厨房と化しているトラックのほうへ見学に向かう4人組。そんなに珍しいのか? ほら、明らかに麺を切っているお兄さんが迷惑そうでしょうが?! そして帰ってきた彼女たちが報告してくれます。「あの店員さん、すごくいい人ですよ。だってさっきの人が2000円札を出したのに笑顔で対応してたし」。聞いてますか、オブチさん!あなたが創った2000円札はこうしてしっかり(?)流通してますよ! VIVA恵三!
▲中から見るとこんな感じです。
思わず見学に行きたくなる気持ちも分かるってもの。
そんなこんなで、ようやくラーメンにありつきました。とろみを感じるスープが美味ですねえ。細めの麺にもよく絡んでいい感じです。いや、もちろん雰囲気もプラス要素なんですけど、特にラーメンの味わいがいいですね。これからさらに人気が出そうな感じですよ! こっそりと盗み飲みした「黒」もよかったです。
そういえば、いつもの通り替え玉を頼んだんですが、濃いタレが絡ませてあって。「替え玉ラーメン」というのは、これをそのまま食べるんですかね。次はチャレンジですな。
ちなみに、テント+トラックってスタイルの屋台なんですけど、寒さはほとんど感じませんね。店内にはドラム缶とかがディスプレイされていて無骨な感じが好感度高いです。湯飲みもとてもアンチークで素敵でした。若い店主さん。なかなか、分かっていますね! 一緒に頼んだギョーザも焼き加減が抜群。あぶりチャーシューもうまかったです!
▲湯のみ
あ、肝心なことを忘れていました。この店名、由来はなんなんでしょうね? 『シナカン』ですからね。「支那そば・貫太郎」とかなんでしょうか? ご店主が「品川寛一」さんだとか? 「シナモン・カントリー」の略? 「市内観光」?「シナイ&スカンジナビア半島」? ご存知の方、情報お待ちしてます!
(by大盛アニキ)
「シナカン」
■倉敷市新田2366 『酒太郎』駐車場
■090-4142-0727
■営11:00〜14:00/18:30〜AM1:30 ※金・土曜は〜AM2:00
■休日曜
食べるのは、最近インスタントばかりです。
カップ麺も最近は値上がりで、高いですね。
お店に入って、チャーシューの乗ったラーメンを
すすりたいです。
コメントありがとうございます。
岡山のラーメン、おいしいですので
機会があればぜひお楽しみください。
お久しぶりです。コメントありがとうございます。そうそう昭和町近辺にお住まいでしたね。その前は中庄でしたか。
デオデオ横の高架下…。イラストがいかしている車検工場のあたりですね。あの辺に屋台があったとは知りませんでした。
全体的に屋台は減少傾向にあるのでしょうかね? 条例とかの問題なのか、採算が取れなくてやめられるパターンが多いのか、なんにせよ寂しいですね。中庄の屋台、ちょっと聞き込みをしてみたいと思います。
それにしても女性の屋台ファン、多いですね!
また、コメントよろしくお願いします!
http://yaplog.jp/kibin/archive/1024
ぼくが食べたのは2007年の4月。
いつのころからか、屋台を出さなくなりました。
マスカットスタジアムの近所に店舗がありますので、
そこで聞いてみると分かると思います。
コメントありがとうございます。早速HPを拝見しましたが、おお!きびんさまは、TJ2月号で小誌に登場いただいた、あの方ですね。お世話になりました!
そうですか、マスカットの付近にお店があるのですね。でも、「お店とは違うらしい」という屋台の味、確かめてみたかったです。1年前にはあったんですねー。
というわけで、母ちゃんさま。こんな有力情報が入ってきました。屋台ではもう味わえないかもしれませんが、お店に行けば、その雰囲気を感じることができるかもしれません。ワタクシも機会があれば足を運んでみます。そして「屋台の復活はないのか」聞いてみたいです。
コメントありがとうございます!
貴重な情報、うれしいです。そうですか、奥様とお子様のお名前だったんですね!なんとも家族愛あふれる命名。いいですね!
それから、高架下の屋台の件も。やはりそうですか!
それにしても、皆さんの情報網というか交友関係というか、すごいですね。「見えないところでつながってるなー」と感心しました。
昨日、書き込みをしていただいたご縁で「きびん」さんのHPを拝見していたら、まったく面識のない2者が「友だちの友だちの友だち」である可能性はほぼ100%だという話が載っていて、「ほほう」と感心したところです。
狭い岡山(&倉敷)、やはりこういう「つながり」は大事にしたいですね。
今後ともよろしくお願いします!