こんにちは。大盛アニキです。
さて、前回のアネキの番外編、いかがだったでしょうか?
厳しくも愛あふれる、アネキらしさ満開のレポートだったと思います。
ワタクシも同行させていただいたんですが、学生さんたちの真剣さ、真摯な姿勢に驚いてしまいました。がんばっていいラーメンを完成させてくださいね。期待しています。
さて、先週は赤磐のほうへ行っていたワタクシ。今回は日曜日に玉野市へ行ってきました。休日を返上してのロケ撮影で、終了したのが12時過ぎ。これは行くしかないでしょう!
岡山で仕事をしていると、普段はあまり立ち寄ることも少ない玉野エリア。けっこう人気のお店も多いんですよね。なかでも、TJおかやま2月号でも紹介され、ネットなんかでもいつも話題になっている「あのお店」に行ってみることにしました。通な皆さんには「MPK」なんて表現される『萬福軒』さんです。実はワタクシ「初・萬福」なんですね。楽しみですね。
それにしても「MPK」ですか。
この法則で行くと、『琥家』さんは「KY」。空気が読めないみたいで嫌な略し方ですね。『だてそば』は「DTSB」。ドライにトリートメント、シャンプー・ブロー? まるでヘアサロンですね。児島の『せんや』は「SY」でしょうか? 松竹文化? 『お茶屋のラーメン屋さん』に至っては「OCYNRMNYSN」? 収拾がつかなくなるのでこの辺でやめときましょう。
宇野駅に着きました。そこから徒歩でお店へ向かいます。
年に何度もフェリーで四国へ渡る機会があるので、宇野港へはよく来るのですが、こうやって街を歩くのはほんとうに久しぶりです。「築港銀座」とか、港町独特の風情があってとてもいいですね。駅の裏通りを歩いてみると、飲み屋さんが多いのに気付きます。さすがに昼なので人も少ないのですが、夜になると雰囲気も変わるのでしょう。
しばらく散策していると、看板が見えました。外観からしていい感じですね。
そういえば、このお店は「第2・4・5日曜」が休みなのです。大変スリリング…というか、カレンダーをチェックせずに日曜に行くには勇気が要りますね。その日はたまたま第1日曜だったので開いていました。セーフ。
だからかどうかは分かりませんが、お客さんは少なめ。ピークが終わってちょうどお客が引いたあとだったんでしょうね。カウンター席に悠々と座れました。
さて、『萬福軒』といえば、あまりにも有名なのが「一期一会」ですね。火曜日限定の週替りオリジナルラーメンです。地元で揚がった、その日一番いい状態の魚介をダシに使っているとのことで、毎週違う味わいが楽しめるようです。「一期一会」といえば、ワタクシはまったく別のものを思い浮かべてしまうのですが、多くのファンが火曜日には集まってきては、そのときにしか味わえない至福の出合いに一喜一憂するのでしょう。
世の中にはいろんなタイプのラーメンファンが存在するわけですが、なかには好きがあまって「自分で作っちゃうぜ!」なんて皆さんもいるわけなんです。そういう方々にも人気のようですね。実験的精神がウケてるんですかね。「なるほど、この材料でこういう合わせ方をしたらこの味になるのか!」なんて参考にされているのかもしれません。
そんなわけで、このお店を語るのに、「一期一会」じゃないのもどうかとは思うんですが、考えてみれば基本的には二度と味わえないのが「一期一会」ですから、それは実際に足を運んで食べていただくとして、ワタクシはスタンダードなものにチャレンジすることにしました。というか、スタンダードなものしか食べられないつーの。
とはいえ、スタンダードメニューもなかなか豊富ですよ。メニュー表示がイカしていますね。しょうゆ(ホッ)、しお(洗練)、みそ(塩分・濃度高)なんて()で注釈つきです。(塩分・濃度高)なんてマイナス的要素をわざわざ明記して注意を促すあたり。素晴らしいですね。お客さん視点に立ったサービスといえるでしょう。
でも、なんともいい佇まいです。カウンターに座った正面には「萬福軒」と書かれたノレンが大漁旗のごとくにドーン! そして、このお店の隣に、昔ながらの小型のショッピングストア(名前は「フードセンター萬屋」)があるのですが、同じ経営なんですかね。店内にドアがあってそこから萬屋さんへウォークスルーできるのです。これは便利! なんとも昭和な感じで素敵!
そういえばお店に入った瞬間に目に入ってきたのは、赤ちゃんをおんぶして食器を片付けている女性スタッフの姿でした。これだけでももうノックアウトですね。「たそがれの宇野・港町昭和人情恋歌」なんて演歌を勝手に自作して熱唱したくなってしまいます。大好きな光景です。
オーダーした「しょうゆ(ホッ)←しつこい」が運ばれてきました。スープはやっぱり魚介系なんですね。背油が少し浮かんでいます。ひと口飲んでみると、味の濃度の絶妙なバランスにうならされます。これは瞬時に納得。多くの口うるさい(笑)ファンたちに愛されているのも分かりますね。
例の「一期一会」にしても、「毎週内容の変わるアレンジメニュー」なんていうと、キワモノだったり、意表をついたものだったり…というイメージも合ったりしますが、基本がしっかりしているからこそ成立するというか。「これなら、どんな創作を加えたとしても味のぶれは少ないのではないか」そんな風に思えました。これはもう、火曜に行くしかありませんね。ああ、行きますとも。
そういえば、TJ2月号にご店主のこんなコメントが載っていましたよね。
「玉野の海がその日おいしいものを決めて出してくれると思うと、楽しいでしょ!」
再びノックアウト!「男の海〜宇野浪漫漁火小唄」熱唱って感じ? ←これもしつこい
▲メニューの裏には、過去の「一期一会」などがズラリ。
文字通りの「裏メニュー」じゃん。
(by 大盛アニキ)
「萬福軒」
■玉野市築港1-10-24
■0863-31-9151
■営11:00〜21:00 ※売切れ次第終了
■休 第2・4・5日曜