1月25日発売の「タウン情報おかやま2月号」ラーメン特集の発売を記念しての、特別インタビュー第2弾です。
「えっ?そうなん?」というかたは【その1】からお読みください。
それでは行ってみよう!
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アニキ「というわけで、つるさん。よろしくおねがいします」
つる「はい。よろしくお願いいたします。恐縮です」
アニキ「まず、『TJおかやま』としては2年ぶり。読者も待ちに待ったラーメン特集なんですけど、復帰して最初の特集がコレというのは…。プレッシャーとかありましたか?」
つる「ない言うたら嘘になるよねぇ。ラーメンは、ごまかしがきかんテーマじゃけん。(※以下、気取り語尾でなく広島弁の語尾「ねぇ」をイメージしてください。文字化すると不自然なこともご了承くださいませ)」
アニキ「のっけから仁義なき広島アクセントですね(笑)。『ごまかしがきかん』とは言い得て妙ですが、ずばり言ってつるさんはラーメン好きですか?」
つる「いや〜ぶっちゃけ普通なんよねぇ」
アニキ「普通!? またあっさりとおっしゃる!」
つる「でもその分、冷静に判断できるっていう利点もあるけん。特にラーメンは思い入れのある人が多いけん、創り手までが勢いに引き込まれて熱にうかされすぎるといけん」
アニキ「まあモノ創りにおいては、好きで突っ走る部分と、少し冷めた目線で観察する部分との両方が求められますから。主観と客観のバランスですよね。勉強になります!」
つる「正直ブランクもあったし、けっこう不安じゃったね。でもねぇ、ちょっとうれしい話があって。90年代前半、ペーペーの頃にアス(弊社)でピンク色の表紙のラーメン本を創ったことがあって」
アニキ「ああ、覚えていますよ、豚のイラストの。ボクは学生時代に買ましたよ」
▲いまや入手困難。93年4月小社刊『ラーメン大図鑑』(廃版)。
すでに閉店されたお店も多く、当時を知る人間には涙モンの1冊
つる「その当時は、全国的にご当地ラーメンが注目された、空前のラーメンブーム。岡山(アス)はその波に乗るのが早かった気がする。全国TJネットワークの中でも早いタイミングでラーメン本を発行したけん」
アニキ「それまで岡山には『ラーメン本』ってなかったんですか?」
つる「ある程度の件数が載っている本格的なモノっていうのは、岡山では初くらいじゃったんよね。私もかなりの数の店を取材したけど、そのときに貴重な体験をいっぱいして…。『餐休』の店長さんに『ラーメンは表面だけをとらえたらいけん』って叱咤激励してもらったり、『丸天』の先代に豚骨と鶏がらの味わいの違いを伝授されたり、『金八』のご主人にしょうゆダレの何たるかを教わったり。そういえば『だて』の名物だった先代にも話を聞いたねぇ」
アニキ「岡山ラーメン史に燦然と輝く、あまりにぜいたくで濃厚なメンバーによる、とんでもなく豪勢で迫力のあるレクチャーじゃないですか!? 今では実現不可能だし! ある意味ラーメン魂伝承ですね。」
つる「そうそう。で、今回、企画の準備のためラーメン学会の人に話を聞きに行ったとき、その本を本棚から出してくれて、『これはバイブル的存在』『今の岡山のラーメンシーンの原点的1冊』って言うてもらって。それで自信が持てたんよ。新しい流れや、新店はいっぱいあるけど、黄金期の店主たちにラーメン取材に必要な基礎と根本を学ばせてもらったんだ。古い本を持っていてくれてて驚いたしうれしかったー」
アニキ「なんともハートフルなエピソードですね。次回は岡山のラーメンの魅力とは何か。そして『貧乏つるは本当に貧乏なのか?』の謎に迫れるか? 乞うご期待!」
(by大盛アニキ)

