2013年02月19日

【325杯目】萬楽/萬楽ラーメン650円

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こんにちは。大盛アニキです。今日はTJ12月号の本誌内「今月の一杯」でもご紹介をした、『萬楽』さんにお邪魔してきました。

お店に入ってまず目に入ったのがこれです。12月号で掲載した「今月の一杯」の記事を貼り出してくださってるんです。
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うれしいですね。自分の書いた記事がお店に貼ってあるって、本当に誇らしいような、恥ずかしいような、妙な気分になるんです。でもうれしい。うれしいです。

カウンターに座っていつもの通り「萬楽ひとつ」とオーダー。昨年出産をされて、育児も大変だという奥様と一緒にご主人があくせくと働いてらっしゃいます。

来ました。ラーメン。
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はい、これこれ。まず、卵をクラッシュして、混ぜ込んで食べて、うーん、あまぼやーん。

あれ? ちがう、何かが違う。勘違いじゃないぞこれは。絶対になにかが違っている。間違いはない。でも、これは聞いてみていいんだろうか?

普段は、味の違いに気づいて指摘して「違いの分かる俺、最高!」なんてことはない(つもりの)ワタクシなんですが(つまりは鈍感ってことね)、さすがにこれは気づきました。

「麺、変わりましたよね?」「わかりますか? よくなりました?悪くなりました?」「いや、よいとか悪いとかじゃないですよ。麺、細くなってますよね」「そうなんです。これね、九州から仕入れてるんです」

だそうです。スープが重いからか、新しい麺は細くてライトさをアピールし、前よりも食べやすい印象です。でも、九州直送ってすごいな。「最近は運送事情がいいから、前日オーダーで必ず翌日つきますからね」

このお店は座敷席があるのが特徴で、ゆったりできます。まあ、ひとりで来た時には100%カウンターですが、家族とかでは絶対にこっち。くつろぎ加減が倍増です。
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せっかくなので、12月号の裏話もちょっとだけ。

『萬楽』といえば、黄色い看板でおなじみ。でもそれは、オープン当時に岡山を席巻していた「黄色い看板ラーメングループ」の影響ではさらさらなく、なんと「トポス」の影響であったという驚愕の事実が発覚。

あと、食べ方についても議論をしたんですよ。店主曰く、「好きに食べていただけばいいんですけど、あえて言うなら、まず最初に卵をつぶして、その下の麺を持ち上げてうまくからませる…。それを広げるようにしていくと全体に卵のうまみが混ざり合って…」ということだそうです。さっそくやってみましたよ。たしかにうまい。玉子ごはんの要領ですな。

それから、かなりデリケートな話題で掲載についてもかなり慎重になったんですが、取材当時は「看板おばちゃん」として有名だった、ご主人のお母さまが亡くなって1年少し経ったころだったんですね。私は本当に気さくであけすけに話をしてくれるおばちゃんが大好きでした。また、「最近、おばちゃん見ないけど、調子悪いのかな」なんて声もお聞きしたりしていたので、ご主人にも了承を得て、少しふれさせていただきました。

この記事を読んで知った方も多かったようで、いろんな反応をいただきましたね。カウンターにあった辛子高菜がなくなったのも、お母さんの手作りだったからだそうで、「あの味は母にしか出せませんから」の言葉にはじんとしました。もう、1年以上が経つんですね。

今の味わいは亡きお母さんが若いころ、千日前にあった『萬楽』という中華料理店で住み込みで働いて学んだ味をベースにしたもの。その後、福山で居酒屋を経営時にラーメンメニューを出したら好評で、その後息子さんと一緒に今の店舗を生み出されたんだそうです。今後、遺志を継いだご主人ご夫婦で試行錯誤を重ねながら、この味わいを守りながらも発展させていかれるんでしょうね。
(by 大盛アニキ)
「萬楽」
■岡山市中区浜3‐6‐16
■086―273―2366
■営業時間 11:30〜14:00/17:30〜AM1:00
■休 日曜
■P 7台


posted by ラーメンexp at 18:39| Comment(3) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ええ!!久しく伺ってませんが、あのおばちゃん、亡くなったのですか。看板娘的存在だったのを覚えています。とても残念。
Posted by 日暮亭カナカナ at 2013年02月21日 17:25
このところ世代交代があることで岡山ラーメンの存在感に変化があるように思います。最もショックだったのは岡山駅前の”丸天”。開店直後、客が鎮座している中をまるで奉行の如く威風堂々の姿で威厳を持って店内に登場する大将の姿は今でも忘れません。数年後復活しましたがあの様子は失われてしまった。次は倉敷美観地区にあった”八万両”。老齢のご夫婦が営業されていたお店で老舗ならではの愛情を感じさせる一品でした。”天神そば”岡山ラーメンと言えばここでした。やや横柄な大将に怒られながら食べるラーメン。懐かしい。西大寺”八方 ”の大将も亡くなったと聞きました。笠岡の斎藤のように復活を望む声がありながら絶えてしまっている現実がある。貴重な味覇誰かが継承して欲しいものです。
Posted by 日暮亭カナカナ at 2013年02月21日 17:46
日暮亭カナカナさま

引き続きのコメントありがとうございます。ブログにも書かせていただいた通り、本誌でも少しふれたのですが、2011年の秋に永眠されたそうです。おしゃべり好きで典型的な「おばちゃん」という感じの方で、私も本当に残念でした。

萬楽のおばちゃんに限らず、ここ数年で、岡山ラーメンの重鎮と言われる方々も多く亡くなっておられますね。ご家族やお弟子さんが引き継がれたり、ファンの方がその名を残そうと懸命になられたり、もちろん後継者がなくてそのまま亡くなってしまう店もあったり。

おっしゃるとおり、記憶に残る味わいと言うのは、継承して残って行ってほしいものですね。いろんなご事情があってのことですから、簡単には言えないかもしれませんが、我々ファンの思いとしては、できればそうあってほしいと願いますね。

ありがとうございました。
Posted by 大盛アニキ at 2013年02月25日 00:26
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