2006年09月26日

【7杯目】金八ラーメン(金太ラーメン/680円)

pic_0555.jpg冒頭から違うお店の話題で恐縮。「3杯目」でご紹介した『まるまつラーメン』ですが、今日昼におじゃまをしたら、なんとあの黄色い看板に異変が! 「スープはとりがら お店は」のあとの「ひとがら」の文字がなくなり、ダイレクトに「まるまつラーメン」につながっているじゃありませんか。なんということでしょう。大変、大変!こいつは一大事です! 

ひょっとして誰かのいたずら?カッティングシール製の文字だったので、夜中とかにきれいに剥がしちゃった?いや、それにしては仕事がキレイすぎる。となると、ご主人の意思か?「自分で『人柄』なんて書いてて恥ずかしいよ。照れちゃうよなあ」なんて、人柄のよさゆえに改めて思い直しちゃったのか。いや、理由はさておき「ひとがら」復活希望です。なにを照れる必要があるのでしょう。ご自分でされるのが抵抗あるならなら、あたしが油性マジックを持参して、手書きしたいくらいの勢いです。本気(マジと読む)だぜ。

ということで本題。先週のお話です。この前の木曜お昼は仕事が忙しく、残念ながら昼食抜きという事態に。午後もガシガシ仕事を続け、「腹へったなあ〜」と思いながら天満屋方面から中山下を通過中、店舗の前の花輪が目に入ったのです。職業柄、どうしても目が向いてしまうのですが、この店に関しては少し感情の息吹が異なります。「ああ、そういえば今日がオープンだった」。そうです。大安寺から市内中心部へカムバックを果たした『金八ラーメン』が移転オープンをしていたのですよ!(写真参照のことあるよ)

しかし、残念ながら時間は16:00を回っている。中休みの設定がある『金八』ですから、開いているはずはありません。…あれ?ノレンがかかっているぞ。でも店内はガラガラで、スタッフの姿しかない。「どうなんだろう?」とチャリンコにまたがったまま店内を遠目でのぞいている怪しいスーツ姿のあたし。すると入り口のガラス戸越しに、店員さんと思いっきり目が合ってしまう。世界一気まずい瞬間。どちらも動けず、さあどうする。勇気を振り絞って聞いてみるか? よし、俺も男だ! でも恥ずかちいなあ。すると不憫に思ったのか店員さんがドアを開け「開いてますよ」とナイスフォロー。どうやら、開店2日間は休み時間ナシのぶっ通しで営業をされていたらしいのです。

店内に入ると営業中だというのが分かりにくいのか、お客さんはゼロ。そりゃまあ、ラーメン食べる時間帯ではないよな。よって、なんと「あの『金八』のオープン初日に、店内でたったひとり貸し切り状態でラーメンを食べる」という、無駄にぜいたくな偉業を達成!やったぞ、俺!今日という日ばかりは、自分を褒めてやりたい気分です!

で、お店のシステムなんですが、大安寺店にはあった食券マシンの姿は見当たらず。普通にオーダーを聞きに来てくれます。メニューはおそらく変更なしな感じで、大安寺店オープン時に誕生した「金太ラーメン」みたいな移転記念のニューフェイスも見当たりませんでした。

厨房の中では、相変わらずご主人がメイン。ほとんどおひとりで1杯1杯を作っているスタイルは不変です。それによって混雑したり、手間がかかったりってことも多いだろうに、それはもうゆるぎないこだわりなんでしょうね。

実は私、このお店には15〜6年前から通ってます。当時は駅前の小さいお店で、その近所でバイトをしていた高校時代、最終の電車に乗って帰る前に、よくここで太肉ラーメンを食べていたのです。当時から細身なご主人の横では、奥さんとおぼしき女性が小さなお子さんを背負って手伝いをしてて。高校生ながらそんな風景にしみじみしていたのを思い出しますわ(ちなみに、お金がないときには、近所の「バス亭」というラーメン店に。当時300円のラーメンは貴重でした)。

以来、『金八ラーメン』は、駅前の不動の人気店として腹ペコキッズな若者たちを中心に人気を集め、小誌『TJおかやま』のラーメンランキングでは脅威の2連覇を達成。大安寺に場所を移してからは、とてもラーメン店とは思えないキャパの大きさで訪れる人のド肝を抜き、たった数年の後、突然の中山下への再移転でまたまたファンを驚かせたのでした。

今回、私が食べたのは「金太ラーメン」。昔は必ず「太肉ラーメン大盛り」でスープも最後まで飲み干してたんですが、さすがにこの歳になると…。いやいや、歳のせいにしてはいけませんね。でも大盛りでスープ全飲みは絶対に無理。

にしても、あの独特の風味はなんなんでしょうね。トンコツベースの濃い目のスープに、コーンが入って、ごっつい太肉の甘みが微妙に変化を与えてて。個性の塊というか、なんというか…。これぞ『金八』という圧倒的な存在感をバチバチと放っています。

有名店の宿命か、敬遠する人も多かったりはするんですが(たしかにあっさり好きにはあまりおすすめできませんが)、僕にとっては懐かしい、高校時代の味なのです。街中に帰ってきた『金八』が、この激戦区をどのように面白くしてくれるのか、楽しみにしています。

あ、そういえば、開店記念のタオルをもらいました。「金八」の刺繍入り。モチのロンで、あのロゴでした。

(by 大盛王子)

「金八ラーメン」
■岡山市中山下1‐6‐51 ■086‐221‐6202
■営業時間 11:00〜14:30/17:00〜AM1:00
■休月曜(祝日の場合は翌日)



posted by ラーメンexp at 21:00| Comment(6) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
はじめまして、友人におそえて頂きました。
さて「バス亭」ですが、いつ頃閉店したか、店内の様子はどんなだったか、店長は?覚えていらっしゃったら教えたください。私は、外観は覚えていますが未食です。よろしくお願いします
Posted by 黒瀬@岡山ラーメン学会 at 2006年11月22日 18:59
コメントありがとうございます。

さて、「バス停」さんですが、店内はいたって普通で(『荒重』さんのような、バスの座席とかではなかったと思います。)おじさんとおばさんのご夫婦で切り盛りされていて、高校生ながら大変「感じがいいなー」と思ってみていた覚えがあります。

当時ラーメンが300円で、昼の2時までは全メニューにおにぎりがついてくるという、すさまじいサービスに虜でした。

弊社が93年に出版した「ラーメン大図鑑」によりますと、ラーメンはシンプルなしょうゆ味で、「なかなかこのご主人、口が重くはっきりとは分からないが(本文より)」鶏がらとトンコツがベースらしいとのこと。写真を見て思い出してみると、少し「仙系」の味に近かったような気がします。

外観であるバスの窓は確かふさがれていて、中は見えないようになっていたみたいですね。



Posted by 大盛アニキ at 2006年11月22日 20:57
ありがとうございました。
93年「ラーメン大図鑑」には掲載されていますが、以後の掲載がないもので、いつ閉店したかわからないのです。開店は1978年のようです。
Posted by 黒爺 at 2006年11月28日 13:52
>>黒爺さま

書き込みありがとうございます。

確か、10年くらい前になくなったかと思います。確かではないんですけど、ある日通りかかって「なくなってる!」と愕然とした覚えがありますから。

Posted by 大盛アニキ at 2006年11月29日 15:49
今夜で3日連続のコメント、そして、「金八太肉殿下」として初投稿です!今日夕方、シネマクレール・石関にて映画「ゆれる」を鑑賞後、私のハンドルネームでもお馴染「金八ラーメン」さんに寄ってみました。約2ヶ月ぶりの来店でして、オーダーはいつもの「金太ラーメン」ナリ。話し変わりますが、このお店は接客態度がすばらしいですね。近所の「一風堂」さんぐらいまでではないんですけど好感もてます。さて、肝心の味はというと、私の気のせいでしょうか、太肉が2ヶ月前にくらべ数mm分厚くなって提供されてるように思えました。嬉しい限りですp(^-^)qあと、私はここのシナチクが大好きなのです。ちょくちょくお店によってはシナチクが薬臭いところや、クセがあるところがあるんですけど、ここのお店のはこういうのがなくて、さらにシナチク自身の味付けがGOOD!!量も多めに入ってるし。それとトッピングのコーンですね。スープとの相性抜群です!あー、また2ヶ月後ぐらいに来よっとッ。なんか「金八ラーメン」は定期的にむしょうに食べたくなる味なので。では、また!(^-^)/
Posted by 金八太肉殿下 at 2007年01月17日 23:42
3日連続、ありがとうございます。

さっそくこの名前でコメント! 皇族以外で「殿下」を名乗ってらっしゃるのは、日本では「小野寺昭(殉職)」と「金八太肉〜」さんだけだと思います。って、名付け親はワタシでしたね。ハンドルネームが光り輝いて見えますよ。素敵です。

あー、確かに金八のラーメンには中毒性(いい意味ですよ、もちろん)があるように思いますね。思うに、あの口の中にしばらく残る後味のせいではないでしょうか?

太肉は日によって違う…というか、個体差が確かにありますね。なんせダイナミックですからね。

あとシナチクがお店によっては薬臭いというのもよく分かります。「金八」さんのが特別おいしかった!という記憶がないので、又今度注意して食べてみたいと思います。

愛あふれるコメント、さすがは「金八太肉殿下」さんですね。おみそれしました!
Posted by 大盛アニキ at 2007年01月18日 14:55
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