1月25日発売の「タウン情報おかやま2月号」ラーメン特集の発売を記念しての、特別インタビュー第3弾です。本誌はもうすでに書店やコンビニで入手できるかも?
ここから読まれているかたは【その1】からお読みください。
それでは参ります!(福留さん調で)
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アニキ「つるさんは8年くらい岡山を離れてましたよね。今回感じたこととかありました?」
つる「あ、その前に、コメントは企画調査のためにいろんな人から聞いた意見が入っていることを先にお断りしておきますね。さて、私が岡山で仕事をしていた90年代は、全国的なラーメンブーム。岡山のラーメン文化も土台づくりの段階。もちろん老舗店はずっとあったけど、新店がいっぱい現れて、人気を確立した時代なんよね」
アニキ「ああ、確かに。今人気店といわれているお店も、その時期に多くオープンしていますね」
つる「私が岡山を離れた2000年代になってからの8年間は、黄金期にインスパイアされた店がアレンジ・発展・進化を遂げた…。あ、これラーメンに詳しいNカメラマンさん、学会の人、フードアナリストの受け売りです。すみません。岡山にもラーメン店が増えて、層に厚みが増し、そのぶんお客さんの舌も肥え、味の傾向のカテゴライズ、細分化が始まった。お客さんの求める味にバッチリはまれば人気店、外れれば閉店。お店にとっては戦国時代じゃよねぇ」
アニキ「以前と現在の違いというか、帰ってきて気づいた新しいムーブメントとかってありました?」
つる「博多系で重めの豚骨のお店は昔は少なかったねぇ。もちろん『しっとうや』とか老舗の長浜系はあったと思うけどライトな豚骨だし。今回一番驚いたのはそれじゃねぇ。ヘビーな豚骨って当時はあんまりなかったんよ」
アニキ「個人的には岡山のラーメンの全国的な評価ってのが気になるんですよね。ボクは岡山のラーメン好きですし、おいしいって思ってるんですけど、それはボクが岡山に住んでいるからこその愛着とか身びいきが大きいんじゃないかと。相対的に分析された『全国に誇れる』という客観的なものではなく、『全国的に誇れるものであって欲しい』っていう願望に近いような。かといって、全国食べ歩くのも大変じゃないですか。だから他県の人とかには必ず聞くんですよ。『岡山のラーメンどうですかっ?』て。大都市である広島と比べて、どうですかね。岡山のラーメンって?」
つる「そうじゃよねぇ。広島のラーメンって九州のほうを向いとると思うんよ。じゃから岡山とは明らかに違うんよね。そこに尾道系の魚介なんかが入ってきとてるし」
アニキ「尾道系! 全国的な知名度と認知度を誇るオオモンの登場ですね。でもおいしいですよね」
つる「広島のラーメンは端的にいうとスープがにごっているものが多くて、岡山は比較的澄んでいるものが多いような。一概にはいえんけど。でも、山口、呉、広島、尾三(尾道&三原)、福山、笠岡、岡山と、ラーメンの山陽道めぐりをしてみるとそれぞれ特徴があって、一連の流れを形成しとるように思えるねぇ。山口はフグが入っとったりするのもあるし(笑)。広島には、つけ麺文化もあっておもしろいんよね。その麺の歴史に人情物語も絡んだりする。戦後の復興期にバラックでお好み焼き屋が立ちはじめた頃、モダン焼きの麺、ラーメン店の麺、つけ麺の麺が同じ製麺所で生まれた説なんかもあって。詳細は『仁義あり麺々』(TJひろしま発行)を入手して読んでよ」
アニキ「『仁義あり麺々』って、発刊当時からすごいネーミングだと感動してたんですが、やはりつるさんが一枚咬んで…。しかもその本ってメチャ入手困難じゃないですか? いやいや、そういう事情で広島にも独自な麺文化があるわけですね」
▲これがTJひろしま刊の別冊ムック『仁義あり麺々』。
あふれ出るような男樹満載な表紙でインパクトあり。
「編集部へ問合せれば、今でも買えるかもよ」とのこと。
つる「個人的には岡山のラーメンは、やっぱり他県と比較してもおいしい店が多いと思うんよねぇ。評判がいまひとつの店に行っても、おいしいけん」
アニキ「岡山のラーメンファンとしては、大変勇気付けられる個人的意見ですね。さて、次回はいよいよ今回の特集について言及していきます。内容の核心に迫れるか?」
(by 大盛アニキ)

